Inside Scouter

不適性検査スカウター管理画面のユーザー権限機能をアップデートいたしました。従来の管理者権限および標準権限に加えて、一般権限を追加いたしました。一般権限ユーザーでは、受検の手配はできるものの適性検査の検査結果を閲覧できない、適性検査結果データを削除できない等といった、ユーザー様からリクエストの多かった機能制限がかかっております。この度のバージョンアップにより人事責任者と採用現場担当者との責任と権限を、より明確に区分できるようになりました。

ユーザー管理機能の概要

スカウター管理画面を操作するためにはユーザーアカウントが必要となります。お申込み時は、お申込者様のEメールアドレスとパスワードだけがログイン可能ですが、お申込者様以外にもスカウター管理画面を操作できるユーザーを追加することができます。

管理画面の[ユーザー管理]画面で［新規ユーザー招待］ボタンをクリックして、新しいユーザーに招待状メールを送り、ユーザーを追加することができます。

ユーザーを招待・追加する際に、ユーザーの権限を設定することができます。

ユーザー権限機能の変更の背景

お申込者が経営者または役員クラス、部門の責任者の場合でも、採用選考の実務や適性検査の手配、スカウター管理画面の実際の操作は、現場の人事採用担当者が行っていることがほとんどだと思われます。しかし、既存の従業員に受検させた場合、社員の適性検査結果データが現場の採用担当者に見えてしまいました。一部の会社では、人事管理と人材採用とは機能が権限が分かれていることがあり、採用担当者が既存社員のデータがを閲覧できることをことを望まないケースも少なくありませんでした。特に経営者または役員クラスの適性検査結果の場合は、特にクローズドな取扱いを望まれるケースが多く、これまでのユーザー権限では、この閲覧の制限をコントロールすることができないという問題を抱えていました。
このような理由から、適性検査結果の閲覧制限機能のご要望を多く頂き、このたびのアップデートを行うことになりました。例えば、社長または役員クラスの受検データを、一般社員には見せたくないと言った場合、現場の担当者に一般権限を付与しておけば、不用意に適性検査結果が見えてしまうことはありません。

また、現場の日々の運用において適性検査結果データをはじめとする個人情報を誤って削除してしまわないようにしたいというご要望も多かったため、削除を制限する権限を追加する運びとなりました。

ユーザー権限の概要

スカウターのユーザー権限は、以下の3段階を設けています。

1. 管理者権限（契約管理者含む）

管理者権限は、最上位の権限となります。お申込者様自身は、自動的に管理者権限となります。管理画面内での表示は「契約管理者権限」となっています。
管理者権限は、スカウター管理画面内のすべての機能を使用することができ、一切の制限はありません。ただし、契約管理者権限は権限変更または削除することができませんので、管理者権限を持つ追加ユーザーが、契約管理者の権限変更やユーザー削除を行うことはできません。一方で、契約管理者は管理者権限をもつ追加ユーザーの権限変更やユーザー削除を行うことができます。
万が一、契約管理者のEメールアドレスを変更したい場合は、管理画面右上のお問合せフォームを使用してサポートデスクまでお問合せ下さい。

2. 標準権限

標準権限では、管理者権限と比べて一部の機能が制限されています。受検の手配、適性検査結果の閲覧等の適性検査の運用に最低限必要なほぼ全ての機能は利用可能です。一方で、制限されている機能は、受検者データおよび適性検査結果データの削除、相性診断結果データの削除等、データの削除全般が制限されています。また、契約者情報の変更やユーザーの追加機能にも制限がかかっています。

3. 一般権限

一般権限では、より多くの機能が制限されています。主に適性検査の受検手配や受検状況の管理のみ使用できるようになっています。
一般権限ユーザーは、適性検査結果（相性診断の結果も含む）を閲覧することができません。受検結果を開封後も［検査結果一覧］画面に検査結果の数値は表示されません。また検査結果の詳細のWEB画面表示やPDFダウンロードもできません。検査結果の数値一覧をCSVでダウンロードすることもできないため、いずれにしても、一般権限ユーザーでは検査結果を閲覧することはできません。また、標準権限と同じく受検者および適性検査結果データを削除することはできません。
この他にも、マークシート注文やエラーメッセージ転送サービスへの申込み、請求書の発行、開封無料モード（定額使い放題プラン）の申込み、契約者情報の変更、ユーザー管理機能等も使用することができません。

ユーザー権限の比較早見表

上述のユーザー権限の違いをまとめました。差異のある機能だけピックアップし比較しています。●：使用可能　×：使用不可




是非、ご活用いただければ幸いです。